Arduino(アルドゥイーノ)とは
Arduinoは2005年に学生などにも簡単に安く使えることを目的としてイタリアで考案開発されたマイコンです。Arduino基板(ハードウェア)とArduino IDE(ソフトウェア)から構成されたシステムで、電子工作の基礎を学ぶのに打ってつけのマイコンとなっています。Arduinoの読みは「アルドゥイーノ」が正解のようですが日本では「アルディーノ」と呼ぶこともあります。ロボットや模型などを動かすのにも最適で、用途に合わせて何種類も製品が販売されています。
Arduinoでよく使われているのがArduino UNOシリーズで、2023年に新しいArduino UNO R4 Minimaが販売になりました。特にこだわりがなければまずはこれを買うのがベストです。Amazonは若干値段が高めなのでスイッチサイエンスや秋月電子などのサイトでも検索してみてください。
Arduino互換品
Arduinoの特徴はハードウェア設計もソフトウェア製品もオープンソースとなっているため、中華製を代表としてたくさんの互換品が出回っています。以前は秋葉原で700円の互換品が売られていることもありました。ちなみに自分が持っているのはArduino NANOの互換品でKeyestudioから販売されていたものです(下の写真、当時990円)。現在はNANO PLUSという新商品に置き換わっています。
※前2つの画像はKeyestudioのメーカーサイトより。互換機で有名なのはELEGOOというメーカーです。Keyestudioの製品は安くてデザインがGOODです!!
互換品を使うときの注意点
互換品はPCとUSBケーブルで接続しただけではWindowsに認識されないことが多く、別途ドライバが必要です。初期設定が上手くいかなくて接続できないなんてこともありますので安いからと言ってすぐに買わないように!互換品ではCH340やCP2102などのUSBシリアル変換チップの名前を確認しましょう。また半導体不足で互換品も値上がりしているので、はじめてArduinoを使う方は純正品の購入をおすすめします。互換品のドライバについて必要な作業は次回説明します。